りゅうおうのおしごと!

「りゅうおうのおしごと!」は、いまの将棋界を語るうえで欠かせない必読書?とも言われている、将棋を題材としたライトノベルで、アニメ化された作品です。 →  PV  

ここでは、アニメに出てくる将棋用語(将棋を知らない人には聞き慣れない用語)を少しだけ紹介してみます。


◆相掛かり(あいがかり)

相居飛車でお互いに飛車先の歩兵を進めていくことを特徴とする戦法。作者は当初、作品の題名を『あいがかり』にするつもりだったが、担当の編集者が大反対して、『りゅうおうのおしごと!』という題名を編集者が名付けた。雛鶴あいと夜叉神天衣の名前の読みがいずれも「あい」であるうえ、あいの得意戦法が相掛かりなのは、その名残である。


◆一手損角換わり(いってぞんかくがわり)

九頭竜八一 (くずりゅうやいち)の得意戦法。正式には後手番一手損角換わりという戦法で、角換わりの一種。角換わりの序盤において、後手が△8五歩を省略するために早期に角交換する。そのために後手の上にさらに一手損するという、従来は考え得なかった戦法。


◆永世称号(えいせいしょうごう)

将棋で、連続または通算して規定の回数以上タイトルを獲得した棋士に与えられる称号。八大タイトル(竜王、名人、叡王、王位、王座、棋王、王将、棋聖)のうち、叡王を除く7タイトルに設けられている。なお、作中では竜王戦やマイナビ女子オープンなど一部の棋戦が実名で登場するが、大半の棋戦は架空の名称が用いられている。


◆角頭歩(かくとうふ)

大阪新世界の将棋道場で、新世界の女豹(ゴールドパンサー)が、夜叉神天衣に対して使った角頭歩戦法は、振り飛車系の奇襲戦法で、ハメ手と言われていますが、実はプロでも採用されるほど優秀な奇襲戦法。初手▲7六歩、△3四歩に対して▲8六歩と突く。


◆超急戦(ちょうきゅうせん)

ゴキゲン中飛車の八一に対して、山刀伐尽(なたぎりじん)八段が使ったゴキゲン中飛車殺しの手。その名の通り大乱戦の変化で、いきなり飛車・角成り合って、終盤を迎える変化。


◆超速(ちょうそく)

これもゴキ中殺しの手。生石充(おいしみつる)玉将との対局で八一が使った戦法。数あるゴキゲン中飛車対策の中で、現在最も有力とされているのがこの「超速3七銀戦法」で、「超速」の名の通り、銀を素早く前に繰り出していくのがこの戦法の特徴。


◆頓死(とんし)

八一の姉弟子の空銀子が、八一に対して発するセリフ。「突然死」「急死」のこと。また、将棋用語では「自分の王将の詰みを見落として詰まされてしまうこと」を指す。


◆七寸盤(ななすんばん)

七寸の板厚の将棋盤のこと。将棋盤の板の厚さ(脚を除いた高さ)は2寸~9寸程度まであるが、タイトル戦では6寸~7寸(約20センチメートル)の厚さのものが多く用いられる。

真備こども将棋教室/小学生からの子供の習い事/倉敷市

真備公民館で開催している、小学生〜中学生を対象にした子供将棋教室です。将棋は「考える力」「集中力」「先を読む力」が身につくおすすめの習い事です。教室では、詰将棋や戦法の勉強、同レベルの生徒同士での対局、先生との駒落ち指導対局などを行っています。みんなで楽しく将棋を指しましょう!

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